全てのことに意味がある

あなたは、自分の不幸を環境のせいにしていますね。 お父さんが悪い、先生が悪い、神父さんが悪い・・・ でも、神様はあなたの救いに必要なことを、すべて与えています。 すべてはあなたの救いのためなのです。 聖人伝を読んだことがありますか。 いろいろな聖人がいます。 修道士もいれば、結婚している人もいます。 お金持ちの人もいれば、貧乏な人もいます。 でも、彼等は与えられた環境の中で、聖人になりました。 それは、彼等がどんな環境の中でも、神様の戒めを守っていたからです。 つまり、神様への愛と隣人への愛の戒めを守ったからです。 あなたには悲しみがあります。あなたは病気になりました。 でも、落ち込まないでください。 聖書には、なんと書いてありますか。 「神は愛するものを鍛える」と書いてありますね。 金がいろりの中で清まるように、 人間も悲しみの中で清まるのです。 ですから、悲しみの中にあるとき、 神がわたしを見放した、と思ってはいけません。 逆に、神様は私たちに救いを与えたいのです。 神様は、私たちに永遠の命を与えたいのです。 アトスの故パイーシー長老は言っています。 神様がこの世での苦しみを人間に許されるのは、 永遠の視点から、人間が苦しみに耐えたことで受ける来世での報いを優先的に 考えておられるからだ、と。 ですから、感謝して喜ばなければなりません。 病気の時に感謝するのは、大きな徳です。 人間は幸せな時、神様の恵みに感謝しなければなりません。 しかし、人間は幸せなとき、しばしば神様を忘れ、 もっとお金がほしい、もっと強くなりたい、と思うものです。 つまり、外面的なこと、 物質的なこと、肉体的なことを追い求めるのです。 不幸な時は、自分を省みて、反省します。 内面的なことに目を向けるのです。 それで人間の内面は豊かになります。 また昔の修道者は「誘惑がなければ、誰も救われない」と言っています。 試練があると人間は経験をつみます。神はこのように、時々不幸を与えて、人間を救いに導きます。人間の救いの道はこのように完成するのです。
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